Star_mBridge Framework Ver 2.0.2

概要

Star_mBridge.xcframework は、スター精密が提供するmC-Bridgeを制御するframeworkです。

  1. 用語の定義
  2. 対象環境
  3. ライブラリを追加する
    1. CocoaPodsを使用する場合
    2. 手動でリンクする場合
  4. ターゲット装置用にmC-Bridgeの設定を変更する
    1. 自動釣銭機を接続する場合
  5. API
    1. SMBDisocveryDevice
    2. SMBBridgeManagerDelegate
    3. SMBBridge
    4. SMBSettingData
    5. SMBBridgeStatus
    6. SMBCashHandlingMachineFactory
    7. SMBCashHandlingMachineType
    8. SMBCashHandlingMachine
    9. SMBCountingDelegate
    10. SMBCashCount
    11. SMBCashHandlingMachineCountingState
    12. SMBCashHandlingMachineCountingDetailState
    13. SMBCode.h
  6. ログについて
    1. ログファイルの保存条件と場所
    2. ログのフォーマット


用語の定義

本ドキュメントで使われる用語について定義します。

単語 定義内容
ホスト iOS端末
ターゲット装置 ホストからmC-Bridgeを経由して制御する装置


対象環境

OS:

XCode:



ライブラリを追加する

ライブラリはCocoaPodsとxcframeworkに対応しています。アプリケーション構成に合わせてライブラリを追加してください。(このSDKをテストする場合、そのまま利用できます)

CocoaPodsを使用する場合

  1. 以下のコードをPodfileに挿入します。
pod 'Star_mBridge', '2.0.2'
  1. 以下のコマンドを実行します。
pod install

手動でリンクする場合

Build Phases タブの "Link Binary With Libraries" に Star_mBridge.xcframework を追加します。



ターゲット装置用にmC-Bridgeの設定を変更する

自動釣銭機を接続する場合

mC-Bridgeのシリアル設定を自動釣銭機に合わせてください。設定方法はmC-Bridgeのオンラインマニュアルを確認してください。

通信速度 フロー制御 データビット数 パリティビット
mC-Bridge 工場出荷時設定 9600bps ハードウェア 7 偶数
グローリー製 自動釣銭機
対応機機 : RAD-300/RT-300, RAD-N300/RT-N300
9600bps ハードウェア 7 偶数
富士電機製 自動釣銭機
対応機機 : ECS-777
[mC-Bridge (F/W Ver. 1.3以降)]
9600bps なし 8 偶数


API

SMBDiscoveryDevice

このclassは、mC-Bridgeを検索し、制御用のインスタンスを生成します。

プロパティ SDKバージョン
delegate: SMBBridgeManagerDelegate?
メソッドの実行結果を処理するDelegateオブジェクト
1.0.0+
Public メソッド SDKバージョン
discover(_ type: SMBBridgeType) -> Bool
mC-Bridgeの検索を開始します。
検索されたmC-Bridgeに対し、typeで指定された種類の制御インスタンスを生成し、SMBBridgeManagerDelegateにて通知します。
1.0.0+


SMBBridgeManagerDelegate

このprotocolは、SMBDiscoveryDeviceの結果を受信するために使用されます。

Public メソッド SDKバージョン
bridgeManager(_ deviceManager: SMBBridgeManager, didFind machine: SMBCashHandlingMachine)
検索されたmC-BridgeへのSMBBridge型の制御インスタンスを通知します。
1.0.0+
bridgeManager(_ deviceManager: SMBBridgeManager, didFind bridge: SMBBridge)
検索されたmC-BridgeへのSMBCashHandlingMachine型の制御インスタンスを通知します。
1.0.0+
bridgeManagerDidFinishDiscovery(_ deviceManager: SMBBridgeManager)
mC-Bridge検索の完了を通知します。
1.0.0+


SMBBridgeType

このNS_ENUMは、SMBDiscoveryDeviceで検索した際に、受け取る制御インスタンスの種類を指定するために使用します。

内容 SDKバージョン
Bridge
SMBBridgeインスタンスを表す
1.0.0+
CashHandlingMachine_Glory
CashHandlingMachineインスタンスを表します。(グローリー)
2.0.0+
CashHandlingMachine_FujiElectric
CashHandlingMachineインスタンスを表します。(富士電機)
2.0.0+


SMBBridge

このclassは、mC-Bridgeを制御するための基底クラスです。基本的な通信APIが定義されています。

プロパティ SDKバージョン
isConnected: Bool
mC-Bridgeとの通信の接続状態を示します。
1.0.0+
settings: SMBSettingData
mC-Bridgeとの接続設定を示します。
設定の詳細はSMBSettingDataクラスを参照してください。
1.0.0+
Public メソッド SDKバージョン
version() -> String
ライブラリのバージョンを取得します。
1.0.0+
initWithSettings(settings: SMBSettingData) -> SMBridge?
settingsの設定を持つSMBBridgeインスタンスを生成します。
1.0.0+
openPort() -> Int
mC-Bridgeと通信の接続を行います。SMBSettingData.openTimeoutで指定された時間を越えるとタイムアウトします。実行結果を戻り値として返します。戻り値の種類はSMBCode.hにて定義されています。
openPortからclosePortまでmC-Bridgeとの接続状態が維持されますが、他のアプリケーションへの遷移やスリープ状態への遷移が想定される場合、接続状態に関する実装上の配慮が必要となります。
1.0.0+
closePort() -> Int
mC-Bridgeと通信の切断を行います。実行結果を戻り値として返します。戻り値の種類はSMBCode.hにて定義されています。
1.0.0+
write(_ data: Data) -> Int
ターゲット装置にdataを送信します。実行結果を戻り値として返します。戻り値の種類はSMBCode.hにて定義されています。
1.0.0+
readDataWithErrorCode(_ errorCode: UnsafeMutablePointer) -> Data
ターゲット装置からmC-Bridgeが受信したデータを取得します。実行結果をerrorCodeで取得できます。
データの受信にSMBSettingData.timeoutで指定された時間を越えるとタイムアウトします。
実行結果の種類はSMBCode.hにて定義されています。
1.0.0+
readData(withSize size: Int, errorCode: UnsafeMutablePointer) -> Data
ターゲット装置からmC-Bridgeが受信したデータについて、sizeで指定した分取得します。
受信したデータの総量がsizeよりも少ない場合は、受信したデータの総量分のみ取得できます。
データの受信時間がSMBSettingData.timeoutで指定された時間を越えるとエラーコードを返します。
実行結果をerrorCodeで取得できます。実行結果の種類はSMBCode.hにて定義されています。
1.0.0+
readData(untilSize size: Int, errorCode: UnsafeMutablePointer) -> Data
ターゲット装置からmC-Bridgeが受信したデータについて、sizeで指定した分までの取得を試みます。
受信したデータの総量がsizeよりも少ない場合は、指定した量のデータを受信するまで待ちます。
データの受信時間がSMBSettingData.timeoutで指定された時間を越えるとエラーコードを返します。
実行結果をerrorCodeで取得できます。実行結果の種類はSMBCode.hにて定義されています。
1.0.0+
getStatusWithErrorCode(_ errorCode: UnsafeMutablePointer) -> SMBBridgeStatus?
mC-Brigeのステータスを取得します。取得ステータスの詳細はSMBBridgeStatusを参照ください。
実行結果をerrorCodeで取得できます。実行結果の種類はSMBCode.hにて定義されています。
1.0.0+


SMBSettingData

このclassは、mC-Bridgeとの通信設定を格納しているdata classです。

プロパティ SDKバージョン
portName: String!
接続先のポート名を表します。LAN接続の場合、次のうちいずれかの指定が出来ます。

TCP:IPアドレス
IPアドレスを用いて接続先を指定できます。(SDKバージョン 1.0.0+)

TCP:MACアドレス
MACアドレスを用いて接続先を指定できます。(SDKバージョン 1.1.0+)
本指定ではUDPを用いた通信も行うため稀ではありますが、接続できない場合があります。
その場合、再度接続を試みてください。

1.0.0+
openTimeout: UInt32
mC-Bridgeとの通信の確立時に用いるタイムアウト値(ミリ秒)を表します。
1.0.0+
timeout: UInt32
mC-Bridgeとの通信時に用いるタイムアウト値(ミリ秒)を表します。
1.0.0+
targetDeviceTimeout: UInt32
ターゲット装置との通信時に、ターゲット装置がBusy状態の時に用いるタイムアウト値(ミリ秒)を表します。
1秒以下は切り捨てられます。0秒が指定された場合はタイムアウト時間が無限大となります。
1.0.0+
macAddress: String!
SMBDiscoveryDeviceで検索された場合に、mC-BridgeのMACアドレスを示します。
1.0.0+


SMBBridgeStatus

このclassは、mC-Bridgeとのステータス情報を格納しているdata classです。

プロパティ SDKバージョン
isComConnect: Bool
mC-Bridgeにシリアルケーブルが接続されている場合はtrueとなります。falseの場合は接続されていません。
1.0.0+
isLanConnect: Bool
mC-BridgeにLANケーブルが接続されている場合はtrueとなります。falseの場合は接続されていません。
1.0.0+
isExistsReceivedData: Bool
mC-Bridgeにターゲット装置から受信したデータが存在し、上位ホストに未送信の場合はtrueとなります。falseの場合、未送信データは存在しません。
1.0.0+
isExistsSendData: Bool
mC-Bridgeにターゲット装置への未送信データが存在するはtrueとなります。falseの場合、未送信データは存在しません。
1.0.0+


SMBCashHandlingMachineFactory

SMBCashHandlingMachineを生成するclassです。

メソッド SDKバージョン
createSMBCashHandlingMachine(_ type: SMBCashHandlingMachineType, settings: SMBSettingData) -> SMBCashHandlingMachine
SMBCashHandlingMachineを生成します。
2.0.0+


SMBCashHandlingMachineType

このNS_ENUMは、SMBCashHandlingMachineFactoryで生成するインスタンスの種類を指定するために使用します。

内容 SDKバージョン
glory
グローリー製 自動釣銭機を表します。
2.0.0+
fujiElectric
富士電機製 自動釣銭機を表します。
2.0.0+


SMBCashHandlingMachine

このclassは、ターゲット装置として自動釣銭機が接続されている場合の制御インスタンスです。また、SMBBridgeクラスの派生クラスです。 自動釣銭機本体の設定によって、APIの実行結果を取得できるタイミングが異なります。使用形態にあった自動釣銭機本体の設定をご確認の上ご利用ください。

プロパティ SDKバージョン グローリー 富士電機
delegate: SMBCountingDelegate?
計数開始から終了までの間、自動釣銭機で計数された情報を処理するDelegateオブジェクトです。
1.0.0+
countingAmount: Int
自動釣銭機で計数された合計金額を表します。
beginCountingDepositメソッドかbeginCountingReplenishmentChangeの実行後から、endCountingメソッドの実行の間まで自動更新されます。
1.0.0+
countingCashCount: SMBCashCount
自動釣銭機で計数された金種の枚数を表します。
beginDepositメソッドの実行後から、endDepositメソッドの実行の間まで自動更新されます。
金種の定義はSMBCashCountを参照してください。
1.0.0+
balanceAmount: Int
自動釣銭機内とカセット内に格納されている金種の合計金額を表します。
readCashCountメソッドの処理成功時に更新されます。
1.0.0+
balanceCashCount: SMBCashCount
自動釣銭機内に格納されている金種の枚数を表します。
readCashCountメソッドの処理成功時に更新されます。
金種の定義はSMBCashCountを参照してください。
1.0.0+
balanceCassetteCashCount: SMBCashCount
自動釣銭機のカセット内に格納されている金種の枚数を表します。
readCashCountメソッドの処理成功時に更新されます。
金種の定義はSMBCashCountを参照してください。
1.0.0+
balanceDenominationStatus: SMBCashHandlingMachineDenominationStatus
自動釣銭機内に格納されている金種の状態を表します。
readCashCountメソッドの処理成功時に更新されます。
金種の状態の定義はSMBCashHandlingMachineDenominationStatusを参照してください。
1.1.0+
replenishmentChangeAmount: Int
自動釣銭機の補充した累計枚数から算出される金額を表します。
readReplenishmentChangeWithResetメソッドの処理成功時に更新されます。
1.0.0+ ×
replenishmentChangeCount: SMBCashCount
自動釣銭機の補充した累計枚数を表します。
readReplenishmentChangeWithResetメソッドの処理成功時に更新されます。
金種の定義はSMBCashCountを参照してください。
1.0.0+ ×
isInAction: Bool
自動釣銭機の動作状況を表します。
trueの場合、自動釣銭機が動作している、もしくはエラーが発生しています。(例:計数動作中)
falseの場合、自動釣銭機は動作していません。
1.0.0+
state: SMBCashHandlingMachineCountingState
自動釣銭機の計数状態を表します。状態の種類はSMBCashHandlingMachineCountingStateにて定義されています。
1.0.0+
countingDetailStatus: SMBCashHandlingMachineCountingDetailStatus
自動釣銭機の計数処理における紙幣部および硬貨部の詳細状態を表します。
状態はSMBCountingDelegateによる計数結果が通知されるタイミングとupdateCountingDetailStatusメソッドが実行されたタイミングで更新されます。
状態の種類はSMBCashHandlingMachineCountingDetailStatusにて定義されています。
2.0.0+
メソッド SDKバージョン グローリー 富士電機 備考
change(_ mode: SMBCashHandlingMachineCountingMode) -> Int
釣銭機の運用モードを変更します。実行結果を戻り値として返します。
戻り値の種類はSMBCode.hにて定義されています。
運用モードの定義はSMBCashHandlingMachineCountingModeを参照してください。
1.0.0+
beginCountingDeposit() -> Int
預かり金の計数を開始します。本メソッド実行後から、SMBCountingDelegateにて計数結果が通知されます。
実行結果を戻り値として返します。戻り値の種類はSMBCode.hにて定義されています。
1.0.0+ ◯ * ◯ * * 預かり金手入力モード(kSMBDepositManualInputMode)では非対応
beginCountingReplenishmentChange() -> Int
補充の計数を開始します。本メソッド実行後から、SMBCountingDelegateにて計数結果が通知されます。
実行結果を戻り値として返します。戻り値の種類はSMBCode.hにて定義されています。
1.0.0+ ◯ *F *F
預かり金手入力モード(kSMBDepositManualInputMode)では非対応
pauseCounting() -> Int
計数を停止します。実行結果を戻り値として返します。戻り値の種類はSMBCode.hにて定義されています。
1.0.0+ ×
resumeCounting() -> Int
計数を再開します。実行結果を戻り値として返します。戻り値の種類はSMBCode.hにて定義されています。
1.0.0+ ×
endCounting() -> Int
計数を終了します。本メソッド実行後、SMBCountingDelegateによる計数結果の通知が停止します。
実行結果を戻り値として返します。戻り値の種類はSMBCode.hにて定義されています。
1.0.0+ ◯ *F *F
預かり金手入力モード(kSMBDepositManualInputMode)では非対応
endCountingWithRepay() -> Int
計数を終了します。預かり金の現物を返却します。本メソッド実行後、SMBCountingDelegateによる計数結果の通知が停止します。
実行結果を戻り値として返します。戻り値の種類はSMBCode.hにて定義されています。
2.0.0+ × ◯ *F *F
預かり金手入力モード(kSMBDepositManualInputMode)では非対応
dispenseChange(_ value: Int32) -> Int
valueで指定された金額の釣り銭を払い出します。実行結果を戻り値として返します。戻り値の種類はSMBCode.hにて定義されています。
1.0.0+
dispenseCashFromOtherThanSales(with count: SMBCashCount) -> Int
指定枚数取引外出金を実施します。countで指定された金種の枚数を払い出します。APIの最大指定枚数は金種毎に99枚までとなります。
本メソッドで払い出した金額は売上取引として扱われません。実行結果を戻り値として返します。戻り値の種類はSMBCode.hにて定義されています。
1.1.0+ ×
collectCash(with count: SMBCashCount) -> Int
指定枚数回収を実施します。countで指定された金種の枚数を回収します。APIの最大指定枚数は金種毎に999枚までとなります。実行結果を戻り値として返します。戻り値の種類はSMBCode.hにて定義されています。
1.1.0+
collectExcessCash() -> Int
残置回収を実施します。実行結果を戻り値として返します。戻り値の種類はSMBCode.hにて定義されています。
1.1.0+ 枚数残置のみ対応
readCashCount() -> Int
釣銭機内の金種枚数を取得します。実行後にBalanceCashCountプロパティとBalanceDenominationStatusプロパティが更新されます。
実行結果を戻り値として返します。戻り値の種類はSMBCode.hにて定義されています。
1.0.0+
readReplenishmentChange(withReset isReset: Bool) -> Int
今までの累計補充枚数を取得します。実行後にReplenishmentChangeCountとReplenishmentChangeAmountプロパティが更新されます。
isResetフラグをtrueとした時、補充枚数更新後に累計枚数がクリアされます。isResetフラグをfalseとした時はクリアされません。戻り値の種類はSMBCode.hにて定義されています。
1.0.0+ ×
getState() -> Int
自動釣銭機の状態を戻り値として返します。戻り値の種類はSMBCode.hにて定義されています。
1.0.0+
updateCountingDetailStatus() -> Int
自動釣銭機内の紙幣部および硬貨部の詳細状態を取得します。実行後にCountingDetailStatusプロパティが更新されます。実行結果を戻り値として返します。戻り値の種類はSMBCode.hにて定義されています。
2.0.0+
reset() -> Int
自動釣銭機のメカイニシャルを実行します。メカイニシャルは釣銭機がエラーの場合のみ実行されます。戻り値の種類はSMBCode.hにて定義されています。
1.0.0+
recountingTotalAmount() -> Int
自動釣銭機内の硬貨・紙幣を再計算します。実行結果を戻り値として返します。戻り値の種類はSMBCode.hにて定義されています。
2.0.0+ ×


SMBCountingDelegate

このprotocolは、SMBCashHandlingMachineの計数の結果を受信するために使用されます。

Public メソッド SDKバージョン グローリー 富士電機
cashHandlingMachine(_ machine: SMBCashHandlingMachine, didUpdateCounting count: SMBCashCount, errorCode: Int)
計数された金種枚数を通知します。errorCodeにて実行結果を取得することができます。実行結果の定義はSMBCode.hにて定義されています。
1.0.0+


SMBCashCount

この構造体は、各金種の枚数を表現するために使用されます。

メンバー SDKバージョン
coin1: Int32
1円硬貨の枚数を表します。
1.0.0+
coin5: Int32
5円硬貨の枚数を表します。
1.0.0+
coin10: Int32
10円硬貨の枚数を表します。
1.0.0+
coin50: Int32
50円硬貨の枚数を表します。
1.0.0+
coin100: Int32
100円硬貨の枚数を表します。
1.0.0+
coin500: Int32
500円硬貨の枚数を表します。
1.0.0+
bill1000: Int32
1,000円札の枚数を表します。
1.0.0+
bill2000: Int32
2,000円札の枚数を表します。
1.0.0+
bill5000: Int32
5,000円札の枚数を表します。
1.0.0+
bill10000: Int32
10,000円札の枚数を表します。
1.0.0+


SMBCashHandlingMachineDenominationStatus

この構造体は、各金種の状態(ニアエンプティやニアフル状態等)を表現するために使用されます。

メンバー SDKバージョン
coin1: SMBCashHandlingMachineDenominationState
1円硬貨の状態を表します。
1.1.0+
coin5: SMBCashHandlingMachineDenominationState
5円硬貨の状態を表します。
1.1.0+
coin10: SMBCashHandlingMachineDenominationState
10円硬貨の状態を表します。
1.1.0+
coin50: SMBCashHandlingMachineDenominationState
50円硬貨の状態を表します。
1.1.0+
coin100: SMBCashHandlingMachineDenominationState
100円硬貨の状態を表します。
1.1.0+
coin500: SMBCashHandlingMachineDenominationState
500円硬貨の状態を表します。
1.1.0+
bill1000: SMBCashHandlingMachineDenominationState
1,000円札の状態を表します。
1.1.0+
bill2000: SMBCashHandlingMachineDenominationState
2,000円札の状態を表します。
1.1.0+
bill5000: SMBCashHandlingMachineDenominationState
5,000円札の状態を表します。
1.1.0+
bill10000: SMBCashHandlingMachineDenominationState
10,000円札の状態を表します。
1.1.0+


SMBCashHandlingMachineDenominationState

このNS_ENUMは、金種の状態を示すために使用されます。

定義 SDKバージョン
denominationUnknown
状態不明を表します。
1.1.0+
denominationEmpty
金種がエンプティの状態を表します。
1.1.0+
denominationNearEmpty
金種がニアエンプティの状態を表します。
1.1.0+
denominationNormal
金種が通常の状態を表します。
1.1.0+
denominationNearFull
金種がニアフルの状態を表します。
1.1.0+
denominationFull
金種がフルの状態を表します。
1.1.0+
denominationStorageUnitNone
金種の格納庫がないことを表します。
1.1.0+


SMBCashHandlingMachineCountingState

このNS_ENUMは、計数状態を示すために使用されます。

定義 SDKバージョン グローリー 富士電機
normalState
通常状態を表します。
1.0.0+
countingState
計数中状態を表します。
1.0.0+
receivedPauseCommandState
計数中かつ、計数停止コマンドを受信した状態を表します。
1.0.0+ ×
pauseCountingState
計数停止状態を表します。
1.0.0+ ×
unknownState
状態不明を表します。
1.0.0+


SMBCashHandlingMachineCountingDetailStatus

この構造体は、計数処理おける紙幣部および硬貨部の詳細状態を表現するために使用されます。

メンバー SDKバージョン
bill: SMBCashHandlingMachineCountingDetailState
紙幣部の詳細状態を表します。
2.0.0+
coin: SMBCashHandlingMachineCountingDetailState
硬貨部の詳細状態を表します。
2.0.0+


SMBCashHandlingMachineCountingDetailState

このNS_ENUMは、計数処理における紙幣部および硬貨部の詳細状態を示すために使用されます。

定義 SDKバージョン グローリー 富士電機 備考
other
その他の状態を表します。
2.0.0+
countingStandBy
計数待機中状態を表します。
2.0.0+
countingInProgress
計数動作中状態を表します。
2.0.0+
error
エラー中状態を表します。
2.0.0+
rejecting
Reject抜き取り待ち状態を表します。
2.0.0+
storageFull
収納部フル状態を表します。
2.0.0+
enclosureOpened
セット外れ状態を表します。
2.0.0+
resetting
リセット中状態を表します。
2.0.0+ ×
collecting
回収中状態を表します。
2.0.0+ ×
waitingRemoveCashAtCollection
回収中抜き取り待ち状態を表します。
2.0.0+ ◯ *F *F
updateCountingDetailStatus 実行時にのみ反映されます。
unknown
状態不明を表します。
2.0.0+


SMBCashHandlingMachineCountingMode

このNS_ENUMは、運用モードを変更するために使用されます。

定義 SDKバージョン
depositCountingMode
預かり金計数モードに設定します。
1.0.0+
depositManualInputMode
預かり金手入力モードに設定します。
1.0.0+


SMBCode.h

状態を表す定数が定義されているヘッダーファイルです。

定義 グローリー 富士電機
SMB_SUCCESS
処理が成功しました。
0
SMB_TIMEOUT
タイムアウトエラーです。
-1
SMB_ALREADY_OPENED
既に通信確立済みです。
-2
SMB_NOT_OPEN
通信が未確立です。
-3
SMB_WRONG_PARAMETER
パラメータが誤っています。
-4
SMB_OPEN_PORT_ERROR
通信確立に失敗しました。
-5
SMB_WRITE_PORT_ERROR
データの送信に失敗しました。
-6
SMB_READ_PORT_ERROR
データの受信に失敗しました。
-7
SMB_CLOSE_PORT_ERROR
通信切断に失敗しました。
-8
SMB_NOT_DISCOVERED_ERROR
指定されたMACアドレスのmC-Bridgeがネットワーク上で検出できませんでした。
-9
SMB_WRITE_CHECK_COM_BUSY_TIMEOUT
ターゲット装置への送信がビジーでタイムアウトしました。(送信データが欠けた可能性があります)
-20
SMB_WRITE_CHECK_COM_NOT_CONNECTED
シリアル通信ケーブルが接続されていません。(送信データは破棄されました。)
-21
SMB_WRITE_CHECK_COM_UNKNOWN_ERROR
ターゲット装置への送信が未定義のエラーで失敗しました。
-24
SMB_WRITE_CHECK_COM_NO_RESPONSE
ターゲット装置への送信結果が返ってきませんでした。
-25
SMB_FW_NOT_SUPPORTED_ERROR
mC-Bridgeからの応答が未定義のエラーで失敗しました。
-26
SMB_READ_CHECK_TIMEOUT
mC-Bridgeから応答が返ってきませんでした。
-40
SMB_UNKNOWN_ERROR
未定義のエラーで失敗しました。
-99
SMB_CASH_HANDLING_RESPONSE_FORMAT_ERROR
自動釣銭機の応答がフォーマットエラーで失敗しました。
-1000
SMB_CASH_HANDLING_RESPONSE_ILLEGAL_EXIT
自動釣銭機の処理が異常終了しました。
-1001
SMB_CASH_HANDLING_RESPONSE_NEAR_EMPTY
自動釣銭機の処理は正常終了しましたが、ニアエンプティもしくはエンプティを検知しました。
-1002
SMB_CASH_HANDLING_RESPONSE_ILLEGAL_DATA
自動釣銭機がパリティーエラーやBCCエラー等の通信エラーを検知しました。
-1003
SMB_CASH_HANDLING_RESPONSE_UNIT_OPEN
自動釣銭機のユニットが外れています。
-1004
SMB_CASH_HANDLING_RESPONSE_EXECUTING
自動釣銭機の動作中に処理不可能なコマンドが送信されました。
-1005
SMB_CASH_HANDLING_RESPONSE_DESPENDING
自動釣銭機の放出動作中です。放出動作中に処理不可能なコマンドを受信しました。
-1006 ×
SMB_CASH_HANDLING_RESPONSE_COUNTING
自動釣銭機は計数中です。計数中に処理不可能なコマンドを受信しました。
-1007
SMB_CASH_HANDLING_RESPONSE_PAUSE_COUNTING
自動釣銭機は計数停止中です。計数停止中に処理不可能なコマンドを受信しました。
-1008 ×
SMB_CASH_HANDLING_RESPONSE_INOPERABLE
自動釣銭機が処理中に動作不能なコマンドが送信されました。
-1009
SMB_CASH_HANDLING_RESPONSE_WAIT_TAKE_OUT
自動釣銭機が抜き取り待ち中に処理不可能なコマンドが送信されました。
-1010
SMB_CASH_HANDLING_MACHINE_RESPONSE_CASH_SHORTAGE_ON_DISPENSE
自動釣銭機の出金枚数不足で失敗しました。
-1011 ×
SMB_CASH_HANDLING_MACHINE_RESPONSE_PENDING_CASH_ON_RECOUNT
精査時排出紙幣保留中に処理不可能なコマンドを受信しました。
-1012 ×
SMB_CASH_HANDLING_RESPONSE_TIMEOUT
自動釣銭機の応答がありませんでした。
-1099
SMB_CASH_HANDLING_READ_COUNTING_ERROR
自動釣銭機の計数情報の取得に失敗しました。
-1101
SMB_CASH_HANDLING_MACHINE_NOT_SUPPORTED_ERROR
自動釣銭機が対応していないコマンドを受信しました。
-1200
SMB_CASH_HANDLING_MACHINE_UNKNOWN_ERROR
自動釣銭機の制御が未定義のエラーで失敗しました。
-1999


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ログについて

Star_mBridge.xcframeworkでは、通信記録を保存するログ機能を有しています。ログはAPIを使って通信するごとに自動的に記録されます。ログは一定サイズを上限として複数のファイルへ分割して保存されます。ログの保存上限に達した場合は、古いログファイルから順に削除されます。ログ情報を保存しておきたい場合は、任意の手段を使ってファイルをコピーするなどの対応を行ってください。



ログファイルについて

条件 内容
最大サイズ 50MB
最大保存数 60ファイル
保存場所 AppData/Documents/Star_mBridge/Star_mBridgeLog_yyyymmdd_hhmmss.log


ログのフォーマット

CSV形式にて、次のような構文で保存されます。

日付,Framework名,Action,メソッド名,情報(通信データや通信結果)



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