1. はじめに

プロジェクトをビルドするにはVisual Studio 2017以降のバージョンが必要です。 事前に、開発を行うPCにVisual Studio 2017以降のバージョンのインストールを行ってください。

1.1. 対応OS

OS

説明

Windows11

x64 (IoT Enterprise エディション および その他 非PC環境を除く)

Windows10

x86/x64 (IoT Enterprise エディション および その他 非PC環境を除く)

1.2. 対応インターフェイス

  • Bluetooth

  • Ethernet

1.3. 対応プリンター

プリンター

ファームウェアバージョン

インターフェイス

エミュレーション

ライブラリバージョン

mC-Print2 1.0+ Bluetooth StarPRNTStarIOPort: 1.4.0+
Ethernet
mC-Print3 1.0+ Bluetooth StarPRNTStarIOPort: 1.4.0+
Ethernet
mC-Label3 1.0+ Bluetooth StarPRNTStarIOPort: 1.8.0+
Ethernet
mPOP 1.0+ Bluetooth StarPRNTStarIOPort: 1.1.0+
FVP10 2.0+ Bluetooth StarLineStarIOPort: 1.1.0+
Ethernet
TSP100IV 1.0+ Ethernet StarPRNTStarIOPort: 1.7.0+
TSP100IV SK 2.0+ Ethernet StarPRNTStarIOPort: 1.7.0+
TSP100IIIW 1.0+ Wireless LAN StarGraphicStarIOPort: 1.1.0+
TSP100IIILAN 1.0+ Ethernet StarGraphicStarIOPort: 1.1.0+
TSP100IIIBI 1.0+ Bluetooth StarGraphicStarIOPort: 1.1.0+
TSP100LAN 2.0+ Ethernet StarGraphicStarIOPort: 1.1.0+
TSP650II 1.0+ Bluetooth StarLineStarIOPort: 1.1.0+
Ethernet
TSP650IISK 1.0+ Bluetooth StarLineStarIOPort: 1.7.0+
Ethernet
TSP700II 5.0+ Bluetooth StarLineStarIOPort: 1.1.0+
Ethernet
TSP800II 2.0+ Bluetooth StarLineStarIOPort: 1.1.0+
Ethernet
BSC10 LAN1.3+Ethernet EscPosStarIOPort: 1.1.0+
SP700 4.0+

Bluetooth(欧米のみ)

StarDotImpactStarIOPort: 1.1.0+
Ethernet
SM-S210i2.5+BluetoothStarPRNT[2] StarIOPort: 1.1.0+
StarIOPort: 1.8.0+[5]
EscPosMobile
SM-S220i2.5+BluetoothStarPRNT[2]StarIOPort: 1.1.0+
EscPosMobile
SM-S230i 1.0+Bluetooth StarPRNT StarIOPort: 1.1.0+
StarIOPort: 1.8.0+[5]
EscPosMobile
SM-T300i2.5+BluetoothStarPRNT[2] StarIOPort: 1.1.0+
StarIOPort: 1.8.0+[5]
EscPosMobile
SM-T3002.5+BluetoothStarPRNT[2] StarIOPort: 1.1.0+
StarIOPort: 1.8.0+[5]
EscPosMobile
SM-T400i2.5+BluetoothStarPRNT[2] StarIOPort: 1.1.0+
StarIOPort: 1.8.0+[5]
EscPosMobile
SM-L200 1.0+BluetoothStarPRNTStarIOPort: 1.1.0+
StarPRNTL[3]
SM-L3001.0+BluetoothStarPRNTStarIOPort: 1.2.1+
StarPRNTL[3]
[2]

StarPRNTエミュレーションのサポートはSM-S210i, SM-S220i, SM-T300i, SM-T400iがファームウェアバージョン3.0以降、SM-T300(DB)がファームウェアバージョン4.0以降

[3]

StarPRNTLエミュレーションのサポートはファームウェアバージョン2.0以降

[5]

ファームウェアバージョン5.0以降を利用の場合

  • モバイルプリンター

    StarPRNTエミュレーションを使用するには

    StarPRNTエミュレーションを使用するには、プリンター本体のエミュレーションを「StarPRNT」に設定する必要があります。(SM-L200、L300は切り替え不要です。) エミュレーションの切り替えは以下の手順で行ってください。

    1. プリンターの電源を入れ、プリンターカバーを開きます。

    2. 電源ボタンと FEED ボタンを同時に長押しした後、ERROR ランプが 5 回点滅したことを確認しすぐに電源ボタンと FEED ボタンから指を放します。エミュレーションの切り替えが自動的に行われます。

    3. 用紙をセット後、プリンターカバーを閉めると設定されたエミュレーションが印字されます。

      ESC/POS の場合:EMU = ESC/POS

      StarPRNT の場合:EMU = StarPRNT

      エミュレーションが正しく切り替わっていない場合、再度 1~3 の手順を行ってください。その際、2 の手順においては、点滅中に指を放さず、点滅が 5 回完了したことを確認してから指を放すように注意してください。

    4. エミュレーションの切り替え後は、プリンターの電源を一度オフにしてから再投入してください。 選択したエミュレーションは、プリンターの電源を再投入することで有効になります。

1.4. 対応外部機器

外部機器

説明

BCR-POP1

バーコードリーダー

DS9208

Zebra Technologies (Symbol) 社 バーコードリーダー

USB HID

USB HIDクラス(キーボードモード)

SCD222U

カスタマーディスプレイ

mC-Sound

メロディスピーカー

BCR-POP1 DS9208 USB HID SCD222U mC-Sound
mC-Print2 [2] -
mC-Print3 [2] [1]
mC-Label3 - -
mPOP [4] [3] -
TSP100IV
TSP100IV SK
[1]

ファームウェアバージョン 1.3 以降が必要です。

[2]

ファームウェアバージョン 3.0 以降が必要です。

[3]

ファームウェアバージョン 2.0 以降が必要です。

[4]

ファームウェアバージョン 3.0 以降が必要です。

1.5. プリンターのデバイスへの接続

1.5.1. Bluetooth インターフェイス

Windowsデバイスをご利用の場合、Auto Connection設定は無効に設定してご使用してください。 設定は、FEEDボタンを押しながら電源を投入することで実行される自己印字で確認できます。

Star POSデバイスは、工場出荷時の初期設定では機種ごとに"Star Micronics"等、共通のBluetoothデバイス名が設定されている場合があります。 同じBluetoothデバイス名の機種を複数台配置して運用される場合、Bluetoothデバイス名の変更を行うとStar POSデバイスの判別が付けやすく便利です。

Bluetoothデバイス名の変更等、プリンターのBluetooth設定値は専用のソフトウェアを使用して変更することができます。 各プリンタで使用するソフトウェアは ユーティリティ/ドライバ を参照ください。

  • TSP100IIIBI

    TSP100 futurePRNTソフトウェアの「常時プリンター接続設定」機能を無効に設定して使用してください。 有効の場合、futurePRNT以外のアプリケーションからTSP100IIIBIへの通信ができません。

  • 設定変更について

    TSP100 futurePRNTソフトウェアをご利用ください。

1.5.2. Ethernet インターフェイス

Star POS プリンターは、工場出荷時の初期設定は DHCP が有効になっています。 使用するネットワークが DHCP をサポートする場合、POS プリンターが自動的に IP アドレスを取得できるように、必要なネットワーク構成を構築してください。

また、プリンター本体の#9100 Multi Sessionを無効に設定して使用してください。 設定は、FEEDボタンを押しながら電源を投入することで実行される自己印字で確認できます。

#9100 Multi Sessionの確認・変更、固定IPアドレスの設定方法については、 こちらのリンク の「対応 OS・環境一覧 > ユーティリティ一覧」より「イーサネットプリンター利用手引き」をご参照ください。

POSプリンターのEthernet設定は専用のソフトウェアを使用して変更することができます。 各プリンターで使用するソフトウェアは ユーティリティ/ドライバ を参照ください。

Star Quick Setup Utility、Star Setting UtilityはIPアドレスの割り当てられていない(IP アドレス:0.0.0.0)プリンターでは使用できません。

本ソフトウェアはTCP通信ポート9100、TCP通信ポート9101、UDP通信ポート22222を使用します。

1.5.3. Wireless LAN インターフェイス

TSP100IIIWをデバイスと接続する方法については、 オンラインマニュアル( 設定する-タブレット/PCと接続する )を参照ください。

その他の点はEthernetインターフェイスの項目を参照ください。

1.6. ユーティリティ/ドライバ

App StoreGoogle playスター精密グローバルサポートサイト よりダウンロードください。

ソフトウェア

mC-Print2 mC-Print3 mC-Label3 mPOP FVP10 TSP100IV TSP100IV SK TSP100IIIW TSP100IIIBITSP100LAN TSP650II TSP650IISK TSP700II TSP800IISM-S210i SM-S220i SM-S230i SM-T300i/T300 SM-T400i BSC10 SM-L200 SM-L300 SP700
iOS/Android Star Setting Utility[1] - - - - - - - - - [4] [4] [4] [4] [4] -
Star Quick Setup Utility - - - - - - - - - - - - - -
SK Setting Utility[2] - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
Windows StarPRNT Intelligence - - - - - - - - - - - - - - - - -
Star Windows Software - - - - - - - - - - - - - - - - -
StarPRNT Intelligence for Portable - - - - - - - - - - - - - - - -
StarPRNT Intelligence for BSC10 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
StarPRNT Intelligence for SK - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
Star TSP100 futurePRNT[3] - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
[1]

メモリスイッチ設定の変更はできません。メモリスイッチ設定を変更する場合はWindows版ソフトウェアをご利用ください。

[2]

Android版のみとなります。

[3]

メモリスイッチ設定の変更はできません。メモリスイッチ設定を変更する場合はiOS版もしくはAndroid版ソフトウェアをご利用ください。

[4]

ファームウェアバージョン5.0以降は非対応。