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主軸固定型自動旋盤「SK-51」を発売

2018年9月5日

~大径加工用主軸固定型自動旋盤をラインアップに追加~



 当社は、2011年に販売開始したSG-42に続く主軸固定型自動旋盤(注1)の新製品として「SK-51」を開発しました。最大加工径を、当社では最大となるφ51mmとし、自動車・建設機械関連などの大径部品をターゲットに、2019年7月から販売を開始します。

 「SK-51」は、正面加工用と背面加工用の2つの主軸と複数の刃物台を搭載し、大径複雑形状部品を効率良く加工できる機械構成となっており、今回市場投入するのは、「type A」、「type D」の2モデルです。

 「type A」では、12面のタレット型刃物台を2基搭載。すべての面に回転工具ユニットの取付けが可能となっており、正面側、背面側で同等の複合加工が可能となっています。上位モデルとなる「type D」では、同じく12面のタレット型刃物台2基に、旋回制御軸付きの4面タレット型刃物台を加えた3基の刃物台を搭載。斜め加工や同時5軸加工など、さらに多彩な加工バリエーションを実現しています。

 また、本機の機械設計にはモジュラーデザインを採用しており、多様な市場ニーズに応えていくため、さらなるラインアップの拡充も予定しています。

 その他、機械の土台となるベッドにスラント形状を採用することで、機械前面から主軸までの距離を短く抑えるとともに、切削室に大開口のスライドドアを採用することで、各主軸、刃物台へのアクセスを容易にしています。

 また、NC装置には、三次元シミュレーションによる加工前の事前プログラムチェック機能を搭載。さらに、タッチパネル式大画面ディスプレイの旋回式操作パネルを採用し、オペレーターの作業性、操作性の向上を図っています。

 今回の「SK-51」市場投入により、主軸固定型自動旋盤の販売拡大を図り、既存のスイス型自動旋盤(注2)と合わせて、工作機械市場でのシェア拡大を目指します。



■「SK-51」の特長
【高機能】
  • type Aには、3軸(X/Y/Z)制御の12面タレット型刃物台を2基搭載。すべての面にミリングユニット、正面ドリルユニットなどの各種回転工具ユニットの装着が可能。
  • type Dには、同じく12面タレット型刃物台2基に、B軸(旋回制御軸)付きの4面タレット型刃物台を加えた3基の刃物台を搭載。さらに多彩な加工バリエーションを実現。
  • B軸制御付きの4面タレット型刃物台は、正面側/背面側ともに同時5軸制御加工が可能。
  • メイン/サブ主軸に、オプションでパワーチャックの搭載が可能。素形材ワークの複合加工にも柔軟に対応可能。
【高剛性・高精度】
  • 各刃物台のX軸摺動部に角型すべり案内構造を採用。刃物台剛性を確保。
  • 12面タレット型刃物台の回転工具駆動にワンポジションドライブ機構を採用。発熱を抑制することで、寸法変化を最小化。
  • 機体各部から取得した温度データに基づく、高精度かつ柔軟な熱変位補正機能を搭載。
【作業性・操作性】
  • 機械のベースにスラント型ベッドを採用することにより、機械前面から主軸までの距離を短く抑え、オペレーターの作業性を確保。
  • 切削室に、オペレーターの膝元周辺まで開く大開口のスライドドアを採用。段取り時などの作業スペースを大きく確保。
  • NC装置に、三次元シミュレーションによる事前プログラムチェック機能を搭載。実加工前に、作成したプログラムに間違いが無いか確認可能。
  • 15インチの大画面タッチパネルディスプレイを搭載した旋回式操作パネルを採用し、操作性を向上。
■主な仕様
項 目 SK-51 type A SK-51 type D
メイン主軸 最大加工径 φ51mm
最大加工長 125mm
主軸回転数 Max. 5,000min-1
主軸モーター 7.5kW(連続)/15kW(10分/15%ED)
主軸割り出し C軸制御
サブ主軸 最大加工径 φ51mm
最大取上げ製品長 125mm
最大製品突出し長 80mm
主軸回転数 Max. 5,000min-1
主軸モーター 7.5kW(連続)/11kW(15分/25%ED)
PATH1刃物台 形式 12面タレット
工具本数 バイト □20mm
Max. 2本/面
スリーブ Max. 3本/面
回転工具 Max. 2本/面
回転工具 回転数 Max. 6,000min-1
モーター 4.5kW(連続)/7.5kW(5分/30%ED)
最大穴明け φ16mm
最大タップ M12×P1.75
ミリング φ20mm
PATH2刃物台 形式 12面タレット 4面タレット(B軸制御付き)
工具本数 バイト □20mm
Max. 2本/面 Max. 1本/上pos.
Max. 2本/下pos.
スリーブ Max. 3本/面 Max. 1本/上pos.
Max. 2本/下pos.
回転工具 Max. 2本/面 Max. 2本/下pos.
回転工具 回転数 Max. 6,000min-1
モーター 4.5kW(連続)/7.5kW(5分/30%ED) 2.2kW(連続)/4.5kW(5分/30%ED)
最大穴明け φ16mm φ13mm
最大タップ M12×P1.75 M10×P1.5
ミリング φ20mm φ18mm
PATH3刃物台 形式 12面タレット
工具本数 バイト □20mm
Max. 2本/面
スリーブ Max. 3本/面
回転工具 Max. 2本/面
回転工具 回転数 Max. 6,000min-1
モーター 4.5kW(連続)/7.5kW(5分/30%ED)
最大穴明け φ16mm
最大タップ M12×P1.75
ミリング φ20mm
クーラントタンク 458ℓ
クーラントポンプ 1.5kW(2.5Mpa)×1、0.4kW×1
機械寸法(幅×奥行×高) 2,800×2,070×2,130mm
機械重量 6,600kg 7,200kg

(注1)主軸固定型自動旋盤とは

 主軸固定型自動旋盤は、素材を把持する主軸が軸方向に移動する主軸移動型(スイス型)と違い、汎用旋盤と同様に刃物台が軸方向に移動する機械構成となります。
 主軸固定型自動旋盤では、あらかじめ部品の全長寸法まで送り出した素材を把持して加工を行います。そのため、加工負荷によるたわみを起こす細長い部品加工には不向きですが、材料がたわまない太くて短い部品加工に向いています。
 また、材料の振れ止め装置の働きをするガイドブッシュの寸法分だけは加工できずに残材となってしまう主軸移動型に対し、主軸固定型では、残材の長さを抑え、材料を有効に使用することができます。

(注2)スイス型自動旋盤とは

 スイス型自動旋盤は、時計部品を加工する機械として、1870年代にスイスにおいて考案されました。別名“主軸移動型自動旋盤”とも呼ばれ、直径に比べて部品長が長い部品を高精度に切削できる点が大きな特徴とされています。
 一般的には、細長い部品を汎用旋盤で加工を行うと、加工物がたわみを起こして正しい寸法に仕上げることができません。
 スイス型自動旋盤では、材料の振れ止め装置の働きをするガイドブッシュを用い、刃物はガイドブッシュから一定距離の位置で、外径方向の切り込み運動のみを与えるため、加工物はたわみを起こさずに、高精度に切削することができます。また、軸方向の運動は刃物台が移動するかわりに、主軸台が素材をくわえた状態で移動する機械構成となります。


■問い合わせ先
 機械事業部 営業部長 増田 文雄(ますだ ふみお)
 Tel.0537-36-5586

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