用紙保持センサーをつかう

TSP100IV SKには用紙保持センサーが搭載されています。

用紙保持センサーは、印刷したラベルがプリンターの用紙排出口から取り除かれているかどうかを検出します。

用紙保持センサーが有効の場合、印刷されたラベルが取り除かれるまで次のラベルは印刷されません。
ラベルを取り除くと次のラベル印刷が可能となります。

この機能によって、続けて印刷されたラベル同士が貼り付くなどのトラブルを未然に防ぐことができます。


用紙保持センサー機能の初期設定は「有効」です。
用紙ジャムなどのトラブル防止のため「有効」のままお使いになることを推奨します。


用紙を保持せず連続で印刷を行いたい場合は、下記の手順を参考に用紙保持センサーを「無効」に設定してください。

ご注意

用紙保持センサー機能を「無効」にして連続印刷を行った場合、排出済みのラベル同士やプリンター本体、設置面などにラベルが貼りつくなどのトラブルが発生する場合があります。
事前に十分な動作検証を行ってください。

設定手順

用紙保持センサー機能の設定は、アプリを利用して、またはプリンターの操作によって行います。
お使いの環境に合わせて、効率的な手順で設定してください。


アプリを利用して設定する

プリンターの操作で設定する


アプリを利用して設定する

設定にはStar Quick Setup Utilityを使用します。
Star Quick Setup Utility のインストールを行ってください。 アプリをつかう

1. 設定するプリンターに接続する

  • Star Quick Setup Utility を起動して、設定するプリンターに接続します。

2. 用紙保持センサー機能を設定する

  • [プリンターの設定変更を行う] - [メモリースイッチ設定] を開きます。
  • ”用紙保持制御”、”用紙保持ステータス”の設定を「無効」または「有効」に設定します。
  • [適用する]をタップします。

メモ

用紙保持センサー機能の設定を行うときは、”用紙保持制御” と ”用紙保持ステータス” 両方の設定値を合わせて変更してください。

プリンターの操作で設定する

以下の手順でプリンターを操作してください。

1. 電源を入れる

  • プリンター背面の電源ボタンを押します。

2. プリンターカバーを開ける

  • オープンレバーを押して プリンターカバーを開けます

3. 用紙保持センサー機能を設定する

  • FEEDボタンをPower LED(青)が点滅するまで押して、放します。
  • 青色のPower LEDが点滅(0.25秒間隔)
  • FEEDボタンを ”長めに(1秒以上)押して、放す” を2回繰り返し、Error LED(赤)のみが点滅表示とします。
  • 青色のPower LEDと赤色のError LEDが同時に点滅(0.25秒間隔)
  • カバーを閉じると用紙保持センサー機能の設定モードに入ります。

  • FEEDボタンを押すとLED表示内容が切り替わります。



Power LED 青0.25秒間隔点滅
用紙保持センサー機能 有効:Power LED(青)点滅

プリンターの ”用紙保持制御”、”用紙保持ステータス” の設定を 「有効」 に設定します。


Error LED 赤0.25秒間隔点滅
用紙保持センサー機能 無効:Error LED(赤)点滅

プリンターの ”用紙保持制御”、”用紙保持ステータス” の設定を 「無効」 に設定します。


  • 設定する値のLED表示になったら、FEEDボタンを長押しして、 Power LED(青)が点灯に変わったらボタンを放します。

  • 設定が完了するとプリンターのリセットがかかりテスト印字により現在の設定内容を印刷します。LEDは状態表示に戻ります。

メモ

プリンターの操作で用紙保持センサー機能の設定変更を行うと、”用紙保持制御” と ”用紙保持ステータス” 両方の設定値が変更されます。